スタイリスト落合インタビュー
こんにちは。目白の美容室、Lusso chiaroです。
今回は落合のスタッフインタビューをお送りいたします。
もの柔らかなたたずまいの落合はスタイリストになって14年目のベテラン。彼がスタイリストになった意外なきっかけから、哲学、接客への思いまで語ってもらいました。ルッソチアロで働く静かな実力派スタイリストの雰囲気が伝われば幸いです。
意外すぎる落合のスタイリスト人生のはじまり
──今日はよろしくお願いします。落合さんは美容師になられてどれくらいですか?
落合:こちらこそよろしくお願いします。美容師になって14年目になります。
──14年は立派なキャリアですね。もともと美容師になりたかったんでしょうか?
落合:実は、高校生の時の彼女に一緒に美容師になろって言われて(笑)、それで専門学校に行ったのがきっかけです。彼女自身は専門学校すらちゃんと行ってなかったんですけど(笑)。僕の親父は教師で、一度言い出したのに辞めると、親父に怒られると思って最後まで通いました。
──面白いですね。それでも14年も美容師を続けられたことに、すごく興味があります
落合:単純に美容師が楽しいからですね。わかりやすく人から必要としてもらえるし、お客様をきれいにして喜んでもらえるのはうれしいです。
人生で初めて自分でした決断が、ルッソグループに入ったこと
──ルッソグループに入ろうと思われたのはなぜですか?
落合:池袋エリアは、美容室の激戦区なのでカット2000円台の店も多いんです。そのなかで、ルッソではカットは6000円です。技術を大事にするしっかりしたお店なんだなと思って、それで関心をもちました。実際に働く前にヘアカットもしてもらいました。
──お客としてヘアカットしてもらって、いかがでしたか?
落合:まず、お店が綺麗なことに目が行きました。インテリアだけではなく、美容師の僕から見ても、すみずみまで気配りされてるなと感じました。
その時は福田さんが僕を担当してくれたんですけど、技術も接客もしっかりしていたし、オーナーの小島さんがお店で一番こまめに働いていることが印象的でした。
──このお店で働いて今どれくらいですか?
落合:2ヶ月少しです。働きはじめてからも、オーナー自ら率先して動いているという、小島さんへの印象は変わりません。
今は僕にできることは何かをつねに探しながら、やり方を学ばせてもらっています。
──ルッソチアロで落合さんはどんな活躍をしたいですか?
落合:美容師になったのも不純な動機でしたし、実は結婚も奥さんに言われてだったんです(笑)。これまで受け身だったんですけど、僕が自分で初めて決断したのが、ルッソグループへの入社なんです。
きっかけがどんなものであれ、そこで与えられた出会いや仕事をいつも大事にしてきました。だから、手は抜いた事は一度もないですし、今後もそうしていきたいです。
相手の呼吸に合わせた接客で、ゆったりとした空間を楽しんでほしい
──落合さんの座右の銘はなんですか?
落合:仕事については「素直で真面目であること」です。
生き方としては、座右とは言えないかもしれないけど「人を嫌いにならない」ことを大切にしています。嫌いな人いる?って言われても、全然浮かばないんですよね。まずどんな人も受け入れるスタンスでいますね。
──お客様に満足してもらうために落合さんが意識していることはなんですか?
落合:カットさせていただいて、その次にまたサロンに来てくださるまでの間、満足していただけること。ヘアスタイルはお客様の生活の大切な一部ですよね。そのお手伝いをさせていただけるお仕事が美容師だと思っています。
それと、カットのスタイル、デザインももちろん重要なんですが、お客様に過ごしていただく空間も大事にしたいと思っています。
僕の印象ですが、サロンに来てくださるお客様はお疲れになってることが多いのかなと。なので、くつろいでいただけるよう、お客様の歩き方や話し方、声のトーンなど全体をしっかり見させてもらっています。もしお客様が喉が渇いていたらすっと飲み物をお出ししたいですよね。
お会いして最初のうちは楽しそうにお話ししてくださって、笑ってらっしゃるお客様も、実はこちらに気を遣ってくださって無理されてるのかもと感じることもあります。
サロンで過ごすのはお客様の大切な時間ですよね。日常から離れてリラックスしていただきたいなと思って、あえて僕からは積極的に言葉がけしないようにすることもあります。
それに、人によって髪の生え方そのものが全く違っているので、カットの仕方もお客様に合わせて変えています。カットに集中したいというのもありますし、お客様にも気を遣わせないように、あまり話さないことが多いかもしれません。
まずご希望をしっかりお伺いして、シャンプー、カット、スタイリングの間は、ゆったりリラックスしていただく。そして、最後に、一言二言お話しする。それくらいの間がいいと僕は思っています。
──今日はありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました。